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学術活動

第15回近畿地協学術交流集会 発表

みつばち薬局上賀茂店 薬局長の前田です。

11月23日に神戸勤労会館で第15回近畿地協学術交流集会が行われ、演題発表をしてきました。今日は薬局の取り組みを紹介する意味も込めて、その抄録を載せようと思います。

 

近畿地協写真.JPG

 

 

演題名「民医連らしいかかりつけ薬局を考える~患者背景に目を向けた事例から~」

 

【はじめに】

2016年診療報酬改定で「かかりつけ薬局・薬剤師」がクローズアップされたが、かかりつけ薬局として信頼されるためには地域に根差した活動が不可欠である。今回は薬局の事例を紹介しつつ、かかりつけ薬局になるための方法を考察する。

【事例】

①    外来指導中に介護保険の申請をしていないことが判明した事例

対象はY.Tさん80才女性。高血圧の薬を飲まれており、服薬指導の最中に立ち上がりのことを尋ねた際に「最近足腰が悪くなってきて、ベッドが欲しいけど中古のものとか無いかしら」と発言あり。介護保険で借りられるのではないかと思い尋ねると、申請していないことが判明した。

その後本人の許可を得て、地域包括ケアセンターに連絡。支援員に家への訪問をしてもらい、介護保険の申請に繋がった。センターも今まで訪問を断られており、定期的な訪問の良いきっかけになったと感謝された。その後、顔を覚えてもらい血圧を医療機関ですら測りたがらないが、薬局で声掛けすると測ってくれるようになった。また副産物の成果として、この時に地域包括ケアセンターへ薬局から連絡したことにより、学区単位の地域包括ケア会議に呼ばれるようになった。

②    自費処方箋の患者に声かけしたところ、保険料の滞納が判明した事例

対象はW.Tさん68歳男性。2013年の開局当初より、門前の医療機関で自費の処方で時々シップだけもらわれていた。その後、血圧の薬も出るようになったが、不定期での受診だったので尋ねてみると「お金が苦しいので大事に飲んでいる」と発言あり。片足が義足の方であるが、年金は会社で働いていた時のお金だけ、障害者年金は重複してもらえないと言われた。保険料払うのに60万円支払いがいると言われて払えないのでやめたとの事。

詳しく話を聞くと、在職中は私学の職員としてお勤め。給料と障害者年金を受給されていた。退職時国保に移行する際に前年度までの収入が反映されるため国保料が高額であった(60万円/年)。そのため年金のみでは支払困難と思い、無保険になってしまっていた。ただ、年金は20万円/月あったため、生保や無低診の対象ではないと考えられた。41公費(京都市の老人医療助成)の説明は行ったが、難しいと考えられた。

しかし、このまま自費では今後年齢を重ねて体調不良になった時に、保険料滞納の支払いが困難になることが考えられるため役所に相談した方が良いとお伝えして経過をみることに。

半年後、国保を取得されたこと確認。本人が役所で確認した所、年収が低くなったため国保料の額が安くなったことが判明したため、支払うことにして保険証を発行してもらえたとのこと。

【考察】

どちらの事例にも共通して言えるのは「薬局が気になったことを一歩踏み込んで聞いたから」改善したと言える。患者さんに信頼してもらうためには、悩みを解消するなどの日々の積み重ねが必要だが、それは薬の領域に留まらない。生活面へも目を向けることも大事である。それが出来るのは民医連の薬局だからであり、特色の1つではないか。来年度の診療報酬改定に向けて、健康サポート薬局を取得する大きな流れはあるものの、薬局はもっと様々な「色」があって良いのではないか。地域包括ケアへの参画や患者背景に目を向けた取り組みもかかりつけ薬局につながる方法の1つであると考える。

 

ここまで読んでくれた方おられましたら、ありがとうございました。

薬剤師にはもちろん薬の専門性を問われる事になるかと思いますが、これからの薬局情勢にはプラスアルファが求められると考えています。患者さんの生活の質を向上させるには、こういった制度面を紹介することが必要なケースも出てくると思います。こういった生活面に目を向けた取り組みが出来るのも京都コムファの特徴の1つではないかと考えています。

 

今の薬局で働いて5年になりますが、患者さんの顔なじみの方も増えて相談されることが増え、充実した指導が出来ていると感じることが多くなってきました。かかりつけ薬局となっていくためには、やはりある程度の年数同じ所で働いた方が良いと実感しています。「地域で長く働きたい」と感じている学生さんがおられたら、是非見学に来てください。お待ちしています。

Category : 学術活動 Category : 薬剤師のつぶやき
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4年目研修 ~災害時医療を考える~

4年目の研修は半日を使って同期6人で災害時医療について学習しました。

初めに東日本大震災の支援に行かれた先輩薬剤師から実際に行った内容や、経験を聞き、災害時にいかにチーム医療が重要であるか、日頃の医療活動の経験が生かされるかを学びました。更に、支援に行く人、支援を出す現場職員に余裕があって初めて実現するものと感じました。

後半は事前学習を元にしたグループワークでお題は2つ。

1つ目は「避難所に支援に行く際の支援物質としてどういった医薬品を選らぶか?」という内容。2チームに分かれてそれぞれ意見を交わす中で、私たちのチームが重視したのは汎用性と緊急性。第1位に選ばれたのはカロナール錠。解熱・鎮痛の使用用途が多く幅広い年齢層に使用される。他は整腸、咳止め等選ばれ、そのあとは慢性疾患が選ばれた。一型糖尿病の方がいることまで想定してインスリン注射も検討。様々に意見が出ました。

先輩薬剤師からは、「避難所で危険なのは感染症であり、感染が疑われた方は医療機関に送るようにしている。慢性疾患の方も処方は3日分程度で、外の医療機関の再開されたところに行って対応してもらうのが原則。支援物質ではほとんど対応しません。」と教えていただき、勉強になりました。

2つ目は「災害に備えて自身らの薬局で事前に備えておくこと」「患者に対して啓蒙する事」という内容。

一般的な「職員間の連絡網」「災害時マニュアルの整備」や「整理整頓」「棚の落下対策」など挙げられ、薬局としては「衛生材料の備蓄」なども必要と意見が出ました。

患者への啓蒙は難しく「お薬手帳の携帯」「自身の病識、薬識を持っていただく」ことなど挙がった。あとは私たち薬剤師が常日頃いかに丁寧に説明するかにかかっているように感じました。

災害時を想定した今回の学習で日頃の業務を振り返ることもでき、有意義な研修となりました。

花ぐるま薬局 宇野

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あゆみ薬局から学術発表を行いました

先日の10/9、10に第49回日本薬剤師会学術大会が名古屋にて開催されました。

京都コムファからはあゆみ薬局から「在宅実習においての実務実習」と題してポスター発表を行いました。

あゆみ薬局では在宅訪問を行っている件数が多く、実習生にも在宅医療を理解してもらうために、実際に薬剤師と一緒に訪問をしてもらっています。実習レポートなどを通して在宅医療に関しての意識の変化などを発表しました。

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全日本民医連糖尿病シンポジウム

全日本民医連糖尿病シンポジウムに行ってきました。

最近暑い日が続いてるので、涼しく過ごせた北海道を思いだしながらかきたいと思います。

2年に1回行われる全日本民医連糖尿病シンポジウムが先月の中旬に北海道で行われました。
今回は「暮らし・仕事と糖尿病」というテーマでしたが、特に若い方では経済的負担が大きいほど糖尿病療養が難しくなるといったことや、その他の療養上の問題についてどのように関わっていけばよいのかなどとても勉強になる内容ばかりでした。

160810.jpg糖尿病の薬は値段が高いものも多いので、治療を継続したくても難しい方もいらっしゃると思います。そのため経済的に継続出来る薬なのかといった視点も持ち、患者さん一人一人に関わっていく事も薬剤師として必要なことだなと思いました。

次は2年後に新潟でシンポジウムが開催されるので、また参加出来たならと勝手に思っています。

 

Category : 学術活動
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第14回近畿地協薬剤師交流集会が開催されました

3月21日に京都テルサにて「第14回近畿地協薬剤師交流集会」が行われました。この集会は近畿地方の民医連に所属する薬剤師が企画・担当を行い、自分たちの薬局のレベルの確認と、薬剤師の社会的役割を再認識し、その資質向上を目指すことを目的に隔年ごとに開催され、今回で14回目を迎えます。

今回のメインテーマは「実践!薬剤師政策」。全日本民医連の薬剤師政策にある民医連薬剤師の「2つの視点」を改めて認識し、「5つの目標」の実践を共有すべく企画されました。参加者数は薬剤師、事務、奨学生、講師等含め329名。

午前中のメインの記念講演は京都民医連会長で、かどの三条こども診療所所長の尾崎望先生に「ベトナムのリハビリ支援から学ぶ」~枯れ葉剤の事、戦争の事~と題して、ベトナムの歴史から政治経済に始まり、ベトナム戦争と枯れ葉剤被害の実相・リハビリ支援の歩みをご講演いただき参加者へのメッセージもいただきました。

ポスター発表は38演題登録され、今回は参加者からの投票でグッドデザイン賞、学術賞、民医連賞の3賞を決定しました。午後からの分科会は「医療連携」「在宅医療」「医療安全」「薬害」「緩和ケア」「薬学生実務実習」の6つに分けて行われ、活発な発表・意見交換が行われました。

 

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