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薬局日記

2012年9月24日

なごみ薬局 夏の日の事件

8月も終わりに近づいたある日の午後。

この間から雷を伴った夕立が毎日のように襲ってきていた。

その日も午後から雲行きが怪しくなり雷雨が激しくなりだした。

 

雷鳴とほぼ同時に一瞬停電。

雷の光と音はほぼ同時だった。ごく近い場所に落雷したようだった。

 

その時、全自動錠剤分包機が作動中だった。

薬袋のプリンターと入力端末は待機状態。

 

錠剤分包機の音がおかしい。

ガラガラガチャガチャ。

とめどもなく錠剤たちが落ちていっている。

その時に落ちた錠剤の映像はこれ

全自動錠剤分包機のホッパーの部分にあふれる薬たち

 

分包機の電源をオフにする。

再度オンにするが動作は同じ。

 

錠剤分包機にデータを送るPCを立ち上げなおしてみる。

が、また同じ。

 

どうも雷による停電でどこかの箇所が壊れたようだ。

 

調剤機器の会社に修理を依頼するが、

作業員が他の修理に出ていてすぐつかまらない。

 

調剤待ちの処方箋は数枚あった。

患者宅に電話を入れ、明日取りに来てもらえるか尋ねる。

最悪散剤分包機で手まき調剤も考える。

 

グラシン紙では透明ではないので監査が出来ない。

セロポリの分包紙の予備も修理のときに持ってきてもらえるか依頼する。

 

午後5時半頃一旦修理の作業員が様子を見に来る。

 

私は用事があったので薬局長に任せて薬局を後にした。

 

翌日、私は遅出だったので昼前に出勤したが、分包機は動いていた。

昨日あれから、修理の作業員が一旦別の場所に修理に行ってから

また帰ってきて夜8時ごろまで修理にかかっていたとのこと。

 

分包機は動いていたが、部分的に作動しないカセットが発生。

一つではなくいくつもが。

傾向を分析しお昼にはすべてのカセットを使える場所に移動した。

手まき分包の最悪の事態は回避した。

 

使えないカセットの場所は今もまだ使用できない状態が続いている。

 

毎日仕事をしていると数年に(なごみ薬局が出来て12年になるが初めて)1回ぐらいは

突拍子もない事件(事故?)が発生する。

その時にどんな対応をするかを日ごろから考えておかないといけないと思う事件だった。

 

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のぶさんでした。