一般社団法人京都コムファ 京都コムファのトップへ戻る
みつばち薬局
日常活動 在宅活動 研修・学習 在宅の醍醐味 会社概要・奨学金 みつばち薬局日記
みつばち通信 学術発表 リンク 見学案内・申込 共済制度(京滋民医連共済会へ)
みつばち薬局
2012年03月の日記
ちょっと考えて頂きたい事
みつばち薬局ブログをお読み頂いている皆さん、こんにちは。
わたしはみつばち薬局で十数年働く薬剤師です。
今日は、是非皆さんにも知って、考えて頂きたいテーマを書きたいと思います。

“心の病”を皆さんはどのように感じていますか。この病に罹患した人しかわからない苦悩がたくさんあります。
周りの人からの(医療従事者も含めて)、“頑張って”“しっかりしなさい”なんて言葉をうけ、さらに苦しんでいるケースもあります。起きていても、なにかしら作業をしていても心のなかにある言葉にできないもやもやとした感情がいつもついてまわって、苦しみから逃れる為に、眠ることで逃げようとしている人もいるのです。ついには自分自身を完全否定し、抹消することで、それが自分にとって楽な道と思えてしまうのです。

みつばち薬局では待鳳店、紫野店の両店で月に一度“生活と暮らしの相談会”を開催しています。そのなかでの相談内容で気になる事例がありました。
それが“心の病”に関する相談でした。精神科領域の相談は、精神科医師、カウンセラー、臨床心理士にお任せの部分か多少ありましたが、今回は心の苦しみをじっくりと訊かせて頂きました。社会の一員として参加したくても、心も体も思うとおりに動かないという切ない悩みでした。お話を訊かせて頂くことで、共感し、傾聴することで心を和らげていただけた部分があったと思います。でもそれだけで、相談者の苦悩は解決できないのです。

心の病に対しての世の中の偏見はまだ根強くあります。精神疾患への理解が広がることを心から願います。今回のケースでは、まず心の苦悩を医師とよく相談されること、また社会に出る為の準備(デイサービス)の活用などをご意見させてもらいました。
皆さんのまわりで、“心の病”で苦しまれている方がおられたら、まず“心”に耳をかしてあげてください。そして、病に対する知識を少しでも持って頂きたいと思います。
(みちる)

(2012.3.28[Wed])

 

現在の日記に戻る

Powered by HL-imgdiary Ver.3.03

Copyrightみつばち薬局