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事務局日記

2016年11月7日

地域に根差す。

11月に入り、秋をすっ飛ばして冬になってしまいました。

インフルエンザの予防接種をいつにするか考え中の本部おおねです。

 

さて、10月(と11月)は「共同組織拡大月間」です。

 

京都コムファの加盟する全日本民主医療機関連合会は、日本全国に1700ヶ所を超える医療・介護事業所が加盟しています。

そこで働く職員は約6万2千人。しかし民医連を支えているのは事業所職員だけではありません。

民医連のあらゆる活動を一緒に進める地域のパートナーがいます。それが「共同組織」。

地域ごとに呼び名や活動内容は違いますが、「安心して住み続けられる街づくり」を共通の目標に、全国約318万人の医療生協の組合員さんや友の会会員さんが日々様々なネットワーク作りをされています。

 

活動は多岐に渡り、受診の車送迎ボランティア、健康教室、生活相談会、昼食会サロン、お祭りやコンサート、サークル活動、検診補助などなど。

他にも地域のネットワークづくりになるような活動が沢山あります。

 

地域の要求を実現するための行政への働きかけや、署名活動に取り組んだりもします。

コムファ本部のある地域で活動している、中・右京健康友の会でも様々な取り組みが行われています。

会員さんは地域の民医連OB・OGの方も多く、病院から奨学金を受けている医学生や看護学生さんの夕食交流会で食事を作ってくださったりもします。

 

毎年秋は、その共同組織の拡大(会員さんを増やす)月間が全国で取り組まれています。

 

共通の目標を持つ私達をつなぐ、こんな月刊誌もあります。

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この「いつでも元気」の購読者数を増やすことも、拡大月間の取り組みの一つです。

医療・介護情勢についてや、地域の取り組みの報告はもちろん、医師・看護師にとどまらず、様々な医療介護分野で働く専門スタッフによるコラムなども載っています。

様々な「まちづくり」を実践する全国の地域に取材に行ったルポなどもあり、毎月届くのを楽しみにしています。

コムファでは、奨学生にも毎月お送りして感想レポートを書いてもらうのですが、薬学生それぞれに違う記事に関心を寄せたり、新たな発見があったりするようで感想もまた面白いなと思って読んでいます。

普段事務所にこもって業務についているので、地域の患者さんと触れ合う機会が極端に少ない私ですが、毎月月刊誌に目を通す事は「ここで働く一人なんだな」と実感する機会でもあります。

地域に根差した民医連ならではの「共同組織」。ネットワークがどんどん広がると良いなと思います。