全職員向け学習会がありました

9月3日に全職員に向けた、認知症をテーマにした学習会がありました。認知症サポーターになるための講習会で、地域包括支援センターの職員の方を招いて行いました。講義とビデオとの合間にグループディスカッションを挟む、という構成でした。

　講義では、認知症についての病態の基礎知識や物忘れとの違い、認知症の周辺症状について学びました。周辺症状と一口に言っても、女性では家計を預かる立場が多い事から物盗られ妄想が多い、男性では嫉妬妄想が多いなど、その人自身の性格やそれまでの生活スタイルが反映されているケースが多いという事を学びました。

　グループディスカッションでは「自分が認知症になったら、どのように周囲の人に接してほしいか。またどのような環境で生活したいか」といったドキリとする内容から、「お店で料金を支払わずに、勝手に商品を開封して食べている現場に出くわしたら、店員としてどのように対応するか」等、実際に起こり得る内容を5名1組で話し合いました。

　自分自身が認知症になる事を想像するのはとても難しいですが、認知症であってもなくても、お互いを尊重して認め合う気持ちが必要なのだと思いました。