健康食品について

健康食品とは？

健康食品とは、法律上の定義はなく、広く健康の保持増進に役立てる食品全般を指します。病気を治したり、予防するための『医薬品』とは違い、健康食品は補助的に利用する『食品』であるため、本当に必要なものかどうかしっかりと判断しましょう。
選ぶ際の目安となる表示がされているものもあります。国が定めた安全性と効果に関する基準などにしたがって機能性が表示されている食品は「保健機能食品」といい、「特定保健用食品」、「栄養機能食品」及び「機能性表示食品」の３種類があります。（下参照）
選ぶときには信頼性のある情報を確認し、商品について詳しく知ることが大切です。行政機関のウェブサイトなどを参照すると良いでしょう。

コスモス薬局で取り扱いのある健康食品

マービー○Rシリーズ：低カロリー甘味料マービー○Rシリーズ：低カロリー甘味料マービーで使われている還元麦芽糖はでんぷん生まれ。 カロリーは砂糖の約半分、甘味80％のやさしい味が特徴です。還元麦芽糖は、体内で消化・吸収されにくいうえカロリー自体が控えめなので、食事を管理したい方、体型を気にする方、糖尿病の方に適しています。

Ｈ＋Ｂライフサイエンスホームページより

健康食品だからといって有害な作用がないとは言いきれません。製品を継続的に摂ることで肝臓や腎臓に悪影響が出る場合もあります。
また、高額な製品を購入したことによる「経済的被害」もあります。健康食品には値段の基準がないため、高額な製品があることにも注意が必要です。

宣伝・広告は一部の効果が強調されている場合があります。「病気が治った」、「〇〇に効くと言われています」、「食品だから安全」のように、ついつられてしまう宣伝文句も見受けられますが、薬のような作用を期待しないようにしましょう。

健康のためには、バランスのとれた食事と運動、休養が基本となります。健康食品は健康維持の補助的な目的として、上手に利用しましょう。また、飲み合わせによっては普段飲んでいる医薬品が効きにくくなることや、副作用が出やすくなることがあります。不調などを感じたらすぐに使用を中止し、医師または薬剤師に相談しましょう。健康食品で問題を解決しようとするのではなく、普段の生活を見直し、食生活や生活習慣を改善する意識を持つことが重要です。
出典：厚労省ホームページ「健康食品の正しい利用法」、消費者庁出版「健康食品Q＆A」

（この記事は2019年4月1日発行「こすもすだより」第61号として掲載されたものです）