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事務局日誌

2018年12月21日

生活保護基準の切り下げで

生活保護基準以下で暮らしている人がいるからと、10月から生活保護基準が切り下げられ、受給できる生活費が少なくなりました。その前には住宅扶助も減らされましたよね。
そのことで、介護保険の利用も大変になってきています。

京都民医連の会議から…

 京都市○区では生活保護受給者の入所を受け入れるグループホームは2か所のみ。そのうち1か所は以前から徐々に生保受給者はなかなか受け入れてもらえない状況になっていた。住宅扶助の引き下げの時でも施設側が「食費で泣くしかない」と持ち出しながら受け入れてもらっていたが、今回の基準引き下げで最低金額の115,000円に1,200円足らず、入居断念となった。…
認知症の周辺症状が深刻で1日も早い入所を望まれていただけに基準見直しで行く場所がなくなり、アケマネは困り果てているとのこと。

公的医療保険も、介護保険も人の尊厳や人間らしい生活のためにあるのに、お金のない人はそんな公的サービスも受けられなくなっています。
患者さん、地域の方々を医療・介護から締め出してしまうことのないよう、制度を良くし、安心して利用できる・安心して働けるようにしていきましょう。