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薬剤師のつぶやき

2014年3月10日

「京都への米軍基地の設置を問うシンポジウム」に参加しました

3月4日午後6時半「京都に米軍基地はいらない府民の会」主催表記シンポジウムが京都キャンパスプラザで開かれました。

これには「府民の会」共同代表の尾崎望さんも最初から終了まで出席し、主催者挨拶をされました。

特別報告ではキャサリン・ジェーン・フィッシャーさんは神奈川県で空母「キティーホーク」の米兵にレイプされ、捜査の神奈川の警察でセカンドレイプにあい、深刻なPTSDに、陥っていたが、裁判を起こして苦難の末勝訴しました。

現在は米軍関係者による事件事故被害者の裁判支援、沖縄基地問題、平和、女性・子供の人権問題に取り組んでおられます。

これまでのところ、米軍関係者による犯罪は2万5千件にも上ることも驚異です。

 

 

 

パネルディスカッションでは「X バンドレーダーによる健康への影響」が電磁波は放射線の一種でレーダーは強力なマイクロ波を発信してミサイルなどの位置、方向、速度を探知する。

各種報告によれば、低周波でも小児白血病が2~4倍に、関西電力発電所のあるK市では癌が多いなど発癌性は疑う余地はない。また電波過敏症も問題となっている。

「ミサイル防衛の幻想」はミサイルの脅威をあげて、Xバンドレーダーが必要だとの主張に対して、日本人の命と暮らしではなく、米国の新型戦争システムを「敵」のミサイルから防衛して

戦争を遂行しようとする戦略である。日米同盟からの北朝鮮のミサイルを脅威ととらえてもXバンドレーダーの役割は長距離ミサイルテポドン2を対象としており、これは北極を通って米国に達するミサイルで日本とは何の関係もない。

北朝鮮のノドンが日本を射程としているがそれを追跡する役割は担っていない。

 

地元である「米国基地建設を憂う有志の会」永井氏は当局に何度も交渉要請をしているが「連絡体制の申し入れはしているがまだ何も返答がない」の一点張りで地元の不安などを真剣に考えていないと訴えられました。

京都府知事選に出馬を表明している尾崎望さんは挨拶の中できっぱりと軍事基地には反対だと訴えられておられました。