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薬剤師のつぶやき

2015年5月29日

病院と保険薬局のちがい

病院から保険薬局に異動して3年目になりました♪るなきち♪です。

振り返って、何が違うのかということをあげてみようと思います。

 

①医師 看護師との距離感

病院だと顔を付き合わせて話せるけれども、保険薬局では大抵電話対応になってしまうこと。

病院であっても相手を知ってる、知らないでも電話対応の違いが生じるのになおさらなこと。

お互いの意図がなかなか伝わらないことがあるように思えます。

 

②在庫する薬品の違い

病院では 注射剤も数多く取り扱うこと。内服だけでなく点滴の知識も要すること。

保険薬局では 同じ薬品でも規格違い、後発品 更には後発品の規格違いまでも在庫している。

 

病院では、採用薬が決まっているので その範囲内であるけれども 保険薬局は無限大に存在していると感じました。

 

③患者さんの薬の管理

病院は薬剤師はもちろんのこと、普段の内服の管理は病棟の看護師が手渡したり声かけして内服忘れなどが

ないこと。外来では、自己の管理となるため 内服忘れがあること。

 

入院する際に現在服用中の薬を持参してくださいとお願いしているが、過去数回分の外来での薬を

持参された患者さんを経験したことがあります。それだけ飲んでいなかったということなのか・・・とガックリしていたものです。

 

また、在宅で患者さんの自宅にうかがったとき カレンダーにセットしていても 服用できてないケースや、

服用を1日1回にして 各介護サービスなど入ってるときに手渡しするなどの工夫をしているという事実を

知ったときに 愕然としました。

 

④これらのことが必要なかったという事も大きいですが、一番の大きな違いは  お金を触る、触らないこと。病院にいて医療や介護保険の知識がなかったこと。保険薬局では、お金のやり取りが目の前であり、診察代 薬代が払えないので受診しない、薬を飲まないなど話には聞いていましたが リアルに感じました。

 

病院も保険薬局も勤務経験があって、さあどちらがいい?と聞かれると それぞれの良い所、悪い所はある思いますが、それは、聞きたいと希望があれば次回ということで・・・・。

 

♪るなきち♪