薬学生のみなさんへ 薬学生のみなさんへ

薬学生のみなさんへ

2023年6月19日

祝!京薬祭2023年

ようこそ京都コムファへ! 閲覧ありがとうございます!

京薬祭に参加されている皆様に京都コムファの紹介と、Chat GPTに作成してもらった109回国試予想問題の解説をさせていただきます。
 

1.京都コムファについて

無差別・平等の医療と福祉の実現をめざす民医連に加盟し、非営利の一般社団法人として、患者さんのことを第一に考えた薬局運営を行っています。

運営する薬局は6つ(北区に2つ、上京区に2つ、中京区に1つ、南区に1つ)です。
→各薬局の詳細についてはこちらのページから。
 

2.京都コムファの奨学金制度について

卒業後に弊社に就職を希望する薬学生を対象とした奨学金制度を設けています。奨学金は原則として全額返済していただきますが、勤続により返済を免除する制度があります。また奨学生を対象にした自由参加の交流会や国試対策勉強会も時々行っています。
 

3.見学・インターンシップについて

薬学生の皆さんを対象に半日~1日のインターンシッププログラムを行っています。 基本的な薬局業務を見てみたい低回生から、在宅服薬指導など、興味のある分野に特化した体験をしたい高学年の学生さんまで。 お気軽にお問い合わせください。

奨学金とインターンシップについての詳細、申込みについてはこちらのページを御覧ください。

 

では、次に今流行りのChatGPTに作成してもらった国試の予想問題5つを出題いたします。予想が当たるかどうかはかなり怪しいですが、どれもそれほど難しい問題ではないので、ぜひチャレンジしてみてください!
(ChatGPTそのままではなく、一部改変しています)

問1 薬物相互作用において、以下のうちCYP3A4の代謝を主に阻害するのはどれか?

  1. リファンピシン
  2. フェニトイン
  3. グレープフルーツジュース
  4. オメプラゾール
  5. カルバマゼピン

 

問2 以下の中で、非ヌクレオシド系の逆転写酵素阻害薬の抗HIV薬はどれか?

  1. ラルテグラビル
  2. ラミブジン
  3. リトナビル
  4. エファビレンツ
  5. マラビロク

 

問3 下記の薬物の中で、主にNMDA受容体に対する拮抗作用を持ち、アルツハイマー病の治療に使用されるものはどれか?

  1. ドネペジル
  2. メマンチン
  3. ガランタミン
  4. ケタミン
  5. リバスチグミン

 

問4 以下の薬物のうち、甲状腺ホルモンの合成を阻害する作用を持つ、抗甲状腺薬はどれですか?

  1. プロプラノロール
  2. メトプロロール
  3. レボチロキシン
  4. プロピルチオウラシル
  5. リオチロニン

 

問5 下記の抗生物質のうち、リボソーム50Sサブユニットに結合し、タンパク質合成を阻害するものはどれですか?

  1. ストレプトマイシン
  2. セファゾリン
  3. ノルフロキサシン
  4. ミノサイクリン
  5. エリスロマイシン

 

解説

問1
答え:3 グレープフルーツジュース
グレープフルーツジュースは主に小腸のCYP3A4を阻害します。
選択肢1,2,5はいずれもCYPを誘導する薬です。
選択肢4のオメプラゾールは主にCYP2C19を阻害します。

問2
答え:4 エファビレンツ
いずれの選択肢も抗HIV薬ですが、選択肢1のラルテグラビルはHIVインテグラーゼを阻害します。
選択肢2のラミブジンはヌクレオシド系の逆転写酵素阻害薬です。
選択肢3のリトナビルはHIVプロテアーゼを阻害します。
選択肢5のマラビロクはCCケモカイン受容体5(CCR5)を阻害します。

問3
答え:2 メマンチン
選択肢1、2、5のドネペジル、ガランタミン、リバスチグミンはいずれも中枢性アセチルコリンエステラーゼを阻害することでアルツハイマー病の治療に使用されます。加えて、リバスチグミンは、ブチリルコリンエステラーゼも阻害します。
選択肢4のケタミンは麻酔薬の1種で、NMDA受容体に対する非競合的遮断作用を示します。

問4
答え:4 プロピルチオウラシル
他に同種の薬として、チアマゾールがあります。
選択肢1、2のプロプラノロールとメトプロロールはβ遮断薬です。プロプラノロールは、甲状腺機能亢進症の症状緩和には使用されることがありますが、甲状腺ホルモンの合成は阻害しません。
選択肢3のレボチロキシンは合成甲状腺ホルモン(T4)であり、甲状腺機能低下症の治療に使用されます。
選択肢5のリオチロニンは合成甲状腺ホルモン(T3)であり、甲状腺機能低下症の治療に使用されます。

問5
答え:5 エリスロマイシン
選択肢1のストレプトマイシンはアミノグリコシド系の抗生物質であり、リボソームの30Sサブユニットに作用し、タンパク質合成も阻害します。
選択肢2のセファゾリンはセフェム系の抗生物質で、トランスペプチダーゼを阻害することで、細胞壁合成を阻害します。
選択肢3のノルフロキサシンはニューキノロン系の抗生物質で、DNAジャイレース(Ⅱ型トポイソメラーゼ)とトポイソメラーゼⅣを阻害することで、DNA複製を妨げます。
選択肢4のミノサイクリンはテトラサイクリン系の抗生物質で、リボソームの30Sサブユニットに結合してタンパク質合成を阻害します。

 

↓他の国試関連の記事も、よければ参考にしてください。

 

ホームページについてのアンケート