低血糖の「はひふへほ」と低血糖時の対応
本部のTです。今回は低血糖症状についてのお話です。
糖尿病治療薬を服用している方やインスリン注射をしている方は、血糖値が下がりすぎて、低血糖症状が起こる場合があり、注意が必要です。
低血糖症状
低血糖の「はひふへほ」というのをご存知でしょうか?
低血糖症状の代表的なものを覚えるための有名な語呂合わせです。
(“へ”と”ほ”は語呂合わせとして少し無理がある気がしますが・・・)
・は:腹が減り(空腹感)
・ひ:冷や汗
・ふ:ふるえ
・へ:変にどきどきして(動悸、頻脈) 変な言動(異常行動)
・ほ:放っておくと意識がなくなる(意識消失)
もう少し具体的に書くと、血糖値の低下に伴って、症状は以下のように進行していきます:
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血糖値が70 mg/dL未満
→ 動悸、発汗、ふるえ、空腹感、吐き気など -
血糖値が50 mg/dL未満
→ 頭痛、目のかすみ、眠気、あくびなど -
血糖値が30 mg/dL未満
→ 意識の低下、異常行動、重篤な場合意識消失(昏睡状態)
ただし、低血糖症状は人によって異なります。
「なんとなくおかしい」「違和感がある」と感じたときには、血糖値を測定して確認しましょう。
低血糖時の対応
低血糖の兆候があれば、まずブドウ糖(グルコース)を10g摂取し、15分ほど様子を見ます。症状が改善しなければ、さらに10gを追加で摂取してください。
※可能であれば、摂取前に血糖測定を行いましょう。
ブドウ糖が最も適していますが、ない場合は以下の代替も可能です:
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砂糖 20g
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砂糖を含むジュース(150~200 mL)
ただし、以下のようなα-グルコシダーゼ阻害薬を服用中の方は注意が必要です:
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ボグリボース(ベイスン)
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ミグリトール(セイブル)
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アカルボース(グルコバイ)
これらの薬は砂糖(ショ糖)の分解・吸収を妨げるため、必ずブドウ糖を使用してください。
意識が低下している場合の対処
意識障害があるときは、すぐに医療機関を受診してください。
また、必要な場合はためらわずに救急車を呼んでください。
応急処置として、ブドウ糖や砂糖を唇と歯ぐきの間に塗りつけることで、口の粘膜からの吸収が期待できます。