お盆真っ只中
西大路駅で電車を降りる人の数も、いつもよりグッと少なく、
いつものように改札で人がつっかえるということがありません。
それでも、思っていたより出勤している人が多いことに驚いている、あゆみ薬局山本です。
お盆と言えど、休みじゃない人って結構いるんですね。
そして、病院・薬局も営業いたしております。
さすがにいつもより患者さんの数は少ないですが、
時間帯によっては定期受診の方がドドド~っと来局されて賑わっています。
在宅訪問にも出かけます。処方待ちの在宅患者さんのカルテはいつもどおり山積みです。
夜診の時間帯は、風邪やおなかをこわした患者さんが多いです。
「夜もやってるなんて助かるわ」と実家帰省中かなと思われる患者さん。
来局する方に喜んでいただけると、出勤のしがいがありますね。
患者さんが少ない機会を利用して、各自担当の仕事などにも励みます。
在庫管理にいそしむSさん、待ち時間調査を集計・分析するKさん、
待ち合いに貼るポスターを作るUさんなど。
そして私は副作用の調査と電子薬歴の運用についてIさんと検討。
今まで、あゆみ薬局は紙薬歴を使っていましたが、
この8月から電子薬歴へと徐々に移行しています。
紙薬歴用のファイルに挟んで残していた紙類や、
ファイルに貼っていた注意書きのメモやシールがなくなって、
手元に何も残らないというのはなんとも不思議な感覚です。
パソコンを使って指導記録を書くので、検索機能をはじめいろんな機能が使えますが、
いろいろあり過ぎて使いこなすには時間がかかりそうです。
とにかく何ができるのか試そうと、Iさんはテスト薬歴の画面にあれこれ入力しては、
「なるほど」とか、「お~」とか、なんだか楽しそうです。
一番さわっているだけあってよく知ってはります。
そんなIさんも電子薬歴の罠にまんまとはまったことがありました。
ある日のこと、
患者さんの薬歴画面を開こうとすると、先に申し送り画面がポップアップされる機能をIさんは試そうとしました。
テスト入力なので何を書いてもかまわないのですが、
どうせ書くなら何か面白いことを書いてみようと、つい関西人の血が騒いだようです。
入力後、その申し送りがスムーズにポップアップされることを確認し、満足したIさん。
一度設定した申し送りの内容は、二度と消せないことを知ったのはそれから数分後のことでした。
もちろん、誰が書いたのかも残ります。
電子薬歴ではこの消せない機能とうまくつきあっていかないといけないようです。