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花ぐるま薬局ブログ

2019年8月17日

お薬の保管の注意点


みなさんは病院や薬局でもらったお薬、お店で買った市販薬をどのように保管していますか?

◆湿気・直射日光・高温を避けて保管しましょう。

薬はきちんと保管しないと、有効成分が変質してしまうことがります。変質した場合は単に薬の効果がなくなるばかりでなく、場合によっては身体に有害な影響をあたえることもあります。

薬の品質に影響を与える主な原因には、温度、湿度、光などがあげられます。多くの薬は「室温保管」が当てはまります。「室温」とは1~30度とされています。高温、多湿、直射日光を避けて、比較的温度が低い場所で、気温の変化が少ない場所に保管しましょう。台所、洗面所などの湿気が多い場所や暖房器具の近く、窓際などは避けてください。また、小児が誤って飲んでしまわないように。

◆小児の手の届かない所に保管しましょう

ただし、坐薬や水薬・未使用のインスリン製剤など「冷所保管」が必要な薬もあります。目薬は冷所保管のものもあれば、遮光袋に入れて保管したりするなど、薬の種類によって異なります。冷所保管が必要な場合には薬の袋(薬袋)や薬の説明書に書かれています。

◆冷所保管の薬は冷蔵に保管しますが、凍結しないよう冷気の吹き出し口を避けましょう。

薬局で渡される説明書や薬袋は、記載事項に注意して薬をつかいきるまで捨てずにとっておきましょう。そして、医師や薬剤師の指示を守り、正しく保管することが重要です。また、薬を種類ごとに、個人ごとに区別して保管しておくことも大切です。市販の薬についても、外箱に保管方法が記載されていますので、その通りに保管するようにしてください。
これから暑い時期が続きます。エアコンをつけていない車の中に薬を放置…なんていうことにならないように注意してください。

 

(この記事は、上京健康友の会「友の会だより」2019年7月第362号に掲載されたものです)