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学術研修

2013年3月4日

学術運動交流集会

2月28日、京都民医連60周年記念学術運動交流集会でポスター発表してきました

花ぐるま薬局のおばさんです。

薬剤師免許を頂いてから後、パート薬剤師としての期間が半分以上あり

日頃の仕事を客観視するためにも学術活動は重要であるとは認識しつつも

ほとんど発表などしたことがありませんでしたので

当日まで本当に準備に追われました。

いえ、正しくは、何から手を付けていいのかすら分かりませんでした。

緊張ぶりをリアルに表す『写真を撮る余裕がない』事実。

で、PPTで表現します。(汗)

 

テーマは”『在宅医療における服薬指導』訪問看護部での講師の機会を得て”

講義する際に取った事前アンケートから在宅で薬剤師に求められる仕事について

考察した経験を発表しました。

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さてアンケートの結果から

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訪問看護の中で服薬支援が大きな部分を占めると看護師さん達が感じていて、

服薬支援での心配事は

 

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過量投与が心配。認知症の方は、一度服薬したことを忘れて2度3度服薬してしまうことがありますから。

副作用にしても効果にしても

より多くの目で観察した方が効果的です。

花ぐるま薬局では訪問看護師さんからの依頼がきっかけで

診療所や家族にも相談して配薬が実現することもしばしばです。

隣のポスターはなごみ薬局ののぶさんでしたし

あゆみ薬局のお酒担当薬剤師はお隣のブースで災害支援について発表されていました。

のぶさんの反対側の隣では、発表慣れした看護師さんが褥瘡のラップ療法について

迫力あるポスターで発表されていました。

 

また、管理栄養士さんが発表されていた

寝たきりや拘縮が進んだ方の身長を、より正確に測定する方法についての考察が興味深かったです。

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身長と体重が分からず、推測eGFRに体表面積の補正ができない方が、何人かおられたからです。

肩から肘までの長さを計測して、薬局で身長が推測できればどうでしょう?

(比較的精度の高い身長推測式のようで)

 

医師、薬剤師、看護師だけでなくたくさんの職種が一堂に会しての

学術運動交流集会。

準備で文献をたくさん読ませていただいたことも含めて

とても勉強になりました。