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日記

2020年10月27日

棚卸とジェネリック医薬品の話

こんにちは。あゆみ薬局の薬剤師Aです。
あゆみ薬局では先日、半年に1回の棚卸を行いました。
棚卸というのは、薬局の中にあるお薬や医療材料などの数を1錠、1gに至るまですべて数え、金額に計算し、そのときの薬局の資産を取りまとめる…という一大イベント(?)です。
薬剤師Aは医薬品の在庫管理を担当していますので、棚卸お薬部門を取りまとめました。

突然ですが、薬局の中には何種類くらいのお薬が在庫されていると思いますか?
薬局の規模や、近隣にどんな医療機関があるかによって違うと思いますが、あゆみ薬局では内服薬・外用薬・注射など全部あわせると、常時1600種類くらいのお薬を在庫しています。
とは言っても1600種類すべて違う成分のお薬を在庫しているのではなく、同じ成分で規格の違うもの(5mgと10mgなど)、同じ成分で剤形の違うもの(錠剤とシロップ剤など)、同じ栄養剤で味の違うもの(ミルク味とイチゴ味など)、
そして、同じ成分で製造メーカーが違うもの=先発品と後発品(ジェネリック医薬品) などがあります。

お薬には「薬価」という公定価格があり、日本全国どこの薬局でも、同じお薬には同じ値段がつけられています。ジェネリック医薬品は、先発医薬品の開発特許が切れた後に、開発会社とは別の製薬会社が作るお薬です。開発コストが少なく済む分、この「薬価」が低く設定されます。当然、有効成分は先発品もジェネリック医薬品も全く同じです。
ここで棚卸の話に戻るわけなのですが、お薬を金額に計算してみると、先発品と後発品でお値段がずいぶん違うものがあるなあ…と実感します。後発品の薬価が先発品の半分以下!というものもあります。
同じ卵で同じ玉子焼きが作れるなら安く買いたい、と同じように、同じ成分で同じ効果があるなら…後発品を試してみませんか?
今まで先発品しかなかったお薬でも、後発品が発売されている場合があります。お気軽に、薬剤師へご相談くださいね。