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薬局日記

2017年2月13日

「飽きない」薬局

 

みつばち薬局上賀茂店 9年目のまえだです。管理者をしています。

 

この間、ひょんな事から薬局での働き方について考えることがあったので紹介したいと思います。

 

先日他職種の研修があったのですが、そこで「医師は自分の技術を上げたいから、一カ所の病院にずっと留まることをあまりしない。だから医師不足に悩まされる。」という話を聞きました。

その話を職場の薬剤師の人にしたところ、「薬剤師も同じじではないか」という返答が返ってきました。その人も薬剤師として色々な薬局に務めたことがある人なのですが、「同じ診療科の門前の薬局にずっと勤めてると飽きてくる。同じ店舗に1年いた事がない」との事でした。

 

新卒で京都コムファに就職して、今までずっと働いてきましたが、「飽きる」という感覚を今まで持ったことがなかったので、その話は新鮮でした。

 

確かにちょっと考えれば分かる話で、病院によって種類がほぼ決まっている薬を毎日同じように渡していたら、患者さんと深い付き合いもない限り、その内話すことも無くなり指導内容も淡白になってしまうのでしょう。

 

みつばち薬局上賀茂店は内科の診療科の門前で薬は血圧、糖尿、高脂血症など生活習慣に伴う薬が多いです。

ただ、みつばち薬局は在宅、それも個人宅の在宅をかなり行っています。そのため、退院時の処方がそのまま出されることも多く、入院の中身によっては様々な種類の薬に触れることがあります。パーキンソンや精神科の薬は割と多いですし、抗がん剤を扱うこともあります。なので内科の門前のみで働いた経験しかない薬剤師としては、触れた薬の量はかなり多い方であると思います。

そして、在宅患者さんは生活状況を把握して、その人に合わせた配薬方法や管理方法を考える必要があるため、毎日刺激が多いです。

また、みつばち薬局上賀茂店は開局してもうすぐ4年になりますが、昔に比べて外来の患者さんも色々相談してくれたり、他愛もない話もすることが多くなったように感じます。今、薬局業界ではかかりつけ薬剤師制度が声高に叫ばれていますが、みつばち薬局上賀茂店は「かかりつけ薬局」として地域に根ざすことが出来つつあるのではないかと感じています。これはみつばち薬局に限らず、京都コムファ内の薬局全体に言えることだと思います。

書いている内に話が逸れましたが、私は9年の薬剤師業務の中で仕事に「飽きた」と感じたことは一度もありませんでした。冒頭の話がきっかけで、長く働くにはこういった要素も必要なのだなと考えさせられた話でした。

 

もし就職活動中の学生さんがこのブログを読まれてるのなら、こういった視点もあるよと言うことと、地域に根ざした薬剤師を目指しているのであれば、1度見学に来られてみてはいかがでしょうか。

 

見学はいつでもお待ちしております。最後は宣伝になってしまいました(笑)

 

 

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