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こすもす日和

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2016年11月24日

11月17日にタケキャブ錠の勉強会がありました

タケキャブ錠は胃酸の分泌を抑える薬で、PPI(プロトンポンプ阻害剤)という薬のカテゴリーに属していますが、その中でも新しい作用機序からP-CAB(カリウムイオン競合型アシッドブロッカー)と呼ばれています。

従来のPPIと比べて、酸性下でも安定している事や、効果が速やかで、夜間の効き目も良く、24時間にわたって胃酸を抑える作用がみられる等が、特徴として挙げられます。

また、副作用である肝障害も少ない上に、逆流性食道炎では、他のPPIでは8週間の服用が必要ですが、タケキャブ錠は4週間の服用で良いというのも大きな特徴です。

 

タケキャブ錠について以外に、データ解析についての話も聞くことができました。医療機関のレセプト(診療報酬請求)内容等のデータ解析により、「禁忌薬」を処方されている患者がいれば、メーカーからも医療機関に使用しないように働きかけているという事を知りました。

例えば、海外では喘息患者に禁忌の目薬に対して、喘息のある人が使用して喘息をおこし、死亡した例もある事を聞きました。

 薬剤師として、身の引き締まるような話でした。

 

 

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