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健康・お役立ち情報

2018年11月9日

『薬局での自己負担と京都市福祉医療費支給制度について』

京都コムファ、コスモス薬局 薬剤師のサッカー小僧です。

皆さんは薬局でのお薬代は何割負担ですか?多くの人が3割負担だと思いますが,就学前は2割,70~75歳は2割,75歳以上は1割(70歳以上で現役なみ所得者は3割)になっています。ただ,京都市では,市内にお住まいで健康保険に加入している方を対象として,健康保険の自己負担額の全部又は一部を助成する福祉医療費支給制度があります。
1. 老人医療費支給制度(所得制限あり):対象は65歳以上70歳未満の方。負担割合が3割→2割軽減されます。また,市民税非課税世帯では限度額適用認定証を提示することで自己負担限度額が8000円/月まで減額されます。
2. 重度心身障害者医療費支給制度(所得制限あり):対象は重度心身障害者の方(後期高齢者医療制度の資格を有する方を除く)。自己負担はありません。後期高齢者については重度障害老人健康管理費支給制度の対象となります。
3.  ひとり親家庭等医療費支給制度(所得制限あり):対象は母子家庭のお子さんとお母さん,父子家庭のお子さんとお父さん又は両親のいないお子さん。自己負担はありません。
4.  子ども医療費支給制度(所得制限なし):対象はお子さん。1医療機関当たりのお支払いが0~2歳は自己負担ありません。3歳~中学校3年生は3000円/月に減額されます。

適用を受けるには,あらかじめ申請が必要になります。また,所得制限や障害の程度で対象とならない場合もあるので,詳しくは役所に確認してください。