薬剤師の在宅訪問

昨年近隣のサービス付き高齢者住宅に引っ越して来られ居宅療養管理指導を開始したYさんを紹介したいと思います。
Yさんは少し変わった職歴をお持ちで、最終学歴は中学校卒業ですが国立大学の研究所で鉱物を顕微鏡で見る為に薄く切る作業をされていたそうです。
技術を身に着ける為７，８年はかかったと話され今も勤続表彰が部屋にあり、とても誇りに思っておられます。
当薬局が関わるまでは、別の薬局で複数の院所の薬をお薬ボードにセットして貰い服薬されていたそうですが実際お部屋に伺うと毎日血圧を測って記録したり、新聞を書き写し勉強したりと真面目な性格が垣間見えます。
薬局として、血圧測定の方法を確認したり最近便秘で困っていたので薬や食事の相談を受けたり薬剤師の訪問を生活の一部として受け入れて頂いています。
複数の医療機関を受診されているので、Yさんが分かりやすく安心して服薬できる様な身近な存在でありたいと思います。

※背景は鉱物の顕微鏡写真となります

花ぐるま薬局　細見聖子