読書のすすめ
まだ暑い日もありますが、時々涼しい日が出てきましたね。
そろそろ「読書の秋」なので、今日は読書のすすめをしたいと思います。
先日、米澤穂信著の「いまさら翼といわれても」を文庫で読みました。
ファンの方ならご存じだと思いますが、「古典部」シリーズの最新刊の文庫化です。ハードカバーで出ていたのは知っていましたが、値段も張るし、スペースも取るので小さい文庫本というのは本当にありがたいものです。また、昔から読んでいるシリーズの最新刊というのは、心躍るものがありますね。
米澤さんの作品は結構読んでいて、「さよなら妖精」でハマってしまい、他にも「ボトルネック」「インシテミル」「小市民シリーズ」など面白い作品が多いと思っています。
元々読書が好きだった自分ですが、社会人になってからも続いているのは実はあるDrの言葉だったりします。
就職してすぐ、そのDrのお話を聞く機会があったのですが、その際「自分の仕事の勉強も大事ですが、読書もたくさんして下さい。読書は自分が知らない世界を体験できますし、人の気持ちを考えることも出来ます。そういった積み重ねが、患者さんの気持ちに寄り添うことに繋がるのです。」といった旨の話をされて、随分としっくりきたのを今でも覚えています。
今は漫画を読む若い人が圧倒的に多いですし、映画もドラマもアニメも豊富な時代です。ただ「文字を読む」というのは想像力が刺激されますし、文章を書く際の表現方法も学べますし、自分のペースで読めますし、なんなら都合の悪いシーン(例:グロテスクなシーンなど)は読み飛ばすことが出来ます。そして「自分の知らない世界を作家から教えてもらえる」というのが一番大きいと思います。作家さんは1冊の本を書くために、綿密な取材などをされるので、その凝縮したものを受け取れるというのは何事にも代えがたいものだと思います。
ぜひこのブログを読まれている方には「文章を読む」面白さというのを見つけていただければと思います。最近では読みやすい文章の作品も出てきているので、「全く読書などしない」という人も、まずはその辺りから手を付けてみてはどうでしょうか。
みつばち薬局上賀茂店 Y.M