本当は怖い…
今回は祇園祭の話です。
コスモス薬局 K.Sです。
京都の三大祭りの一つでまた全国的に有名な祇園祭についてお話させていただきます。
祇園祭のそもそもの由来は
平安時代に疫病が流行し、それを鎮めるために行われたのが始まりです。
当時は上下水道が完備されておらず、また京都は盆地であり内陸のため、
湿度が高く、マラリアや天然痘、インフルエンザ等の疫病が流行り、大変な問題になっていたそうです。
当初は朝廷の命により執り行われましたが、
室町時代になってからは、商工業者(町衆)の自治組織が中心となり行うようになり、今日まで続いています。
また特徴としては稚児を長刀鉾にのせ、神への生贄にして、
稚児を長刀何人も殺して、疫病を鎮めようとしたことが分かっていいます。
現在山鉾の生身の稚児は1つのみで、他は人形ですが、
当時はすべて生身の本物であったと考えられています。
そう考えると本当は祇園祭というのは怖いですね。
当初はコンチキチンという祇園囃子はなく、
江戸時代からついたそうです。
祭りに参加する人はそのような事はまず知らないで参加していると思われます。
祇園祭は1966年(昭和41年)まで「前祭」(7月17日)と「後祭」(7月24日)の2回に分けて山鉾巡行を行っていた経緯があり、
「前祭」では豪華絢爛な鉾が多数巡行するのに対し、
「後祭」では山鉾の数が少なく、小規模であることから、よく言われることわざで「後のまつり」とはこのことからが発祥という説があります。
1966年以降は「前祭」のみ山鉾巡行でしたが
2014年から「後祭」も山鉾巡行を行う予定になっています。
山鉾巡行の前夜の宵山には毎年40万人が集まり大変なにぎわいを見せています。
京都生まれ、京都育ちの私ですが、実は祇園祭りには行ったことがありません。
行こうと思えば、いつでもいけるためでしょうか。そのうち行くかもしれません。
以上本当は怖い祇園祭りのお話でした。