ちょっと変わった狂言会

8月30日の夕方、茂山狂言会が琵琶湖クルーズ船ビヤンカにてありました。

以前、なごみ薬局に勤めていた河村さんが入っているクラブSOJA（茂山千五郎家）が時折するイベントの一環です。狂言は庶民が機知、ユーモアで権力者をぎゃふんと言わせるのが醍醐味の能とはまた違った江戸時代から続く庶民芸能です。

丁度、暑さも緩んだ船上で心地よい風にあたりながら暫くスタッフとともに写真を撮って交流したあと、船内レストランで観客は飲み食べ放題をしている数メートル前で演じるという前代未聞の企画でした。普通だったら、食物を前にすると喉から唾が出てきて、あの澄み切った大声はとても出せるものではないのですが、そこは流石訓練の賜物か、通常と変わりなく張りのある声でやり取りされたのにはとても感動しました。

また、各テーブルには演者以外の茂山家メンバーがついて（小生のテーブルには千五郎さん）、ともに飲食を楽しみながら解説やよもやま話をして下さったのも想定外の楽しみとなりました。演目は琵琶湖クルーズにちなんで「竹生嶋詣」、「船渡聟」でした。また、その後に狂言、琵琶湖とお魚にまつわるクイズコーナーもあって大変賑やかに、かつ、楽しく過ごせました。私もSOJAに入ろかな、SOJA、SOJA！！。