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薬剤師のつぶやき

2015年12月16日

鈴鹿医療大学講義2015

 

みつばち薬局上賀茂店の前田です。

 

今年も鈴鹿医療大学から要請を受け、12/7の午後から薬学部の4回生80名弱に対して在宅講義を行ってきました。

去年は教壇に立つのも初めてだったので、ガチガチで(自分にしては珍しく)一切アドリブなしで、学生ともコミュニケーションが上手く取れたとは言い難い状態だったので、今年は「去年よりは上手くやるぞ」という意気込みで臨みました。

 

内容としてはほぼ去年の踏襲で

  • 在宅に関する講義(PV(高尾君の一日)付き) 60分
  • 実際の事例を基にした課題に関するスモールグループディスカッション(以下SGD) 60分
  • 各課題の解答・解説 10分×11課題 = 110分

でした。

(各課題の最後には「前田をDrかCMに見立てて提案をするロールプレイ」を各班代表1名選出して行ってもらいました。)

 

課題の方は去年の反省も踏まえて新規課題2題、改題3題を行いました。そのため、殆ど去年と同じ課題だったので、比較的精神的には余裕があったと思います。

やはり、在宅自体を知らない学生が多く動画や写真で解説するだけでも隋分反応があって、講義もしっかり聞いてくれていたように感じます。寝てる人も2~3人ぐらいでした。

 

ただ、SGDに関しては去年に比べて事前に調べていた学生が少なく、「変だな」と思っていたらなんと昨日がOSCE本番だったそうで、それは仕方ないかなとややヒントを甘めにしました。去年はあまり質問をされなかったので、今年は積極的に学生に声をかけるようにして、楽しく話が出来たと思います。親しみやすさが出たのか、質問も去年の倍以上あり有意義に過ごせましたが、グループが11もあるので、60分以内だと1班に割ける時間は約5分。あっという間に過ぎてしまいました。

 

課題の発表はそれぞれ個性が出ていてとても面白かったと思います。ただ気になったのはロールプレイとはいえ、「対外的な言葉遣い」が出来ていない学生がちらほらいたこと。やはり社会に出ないとこういった部分は難しいかもしれません。

また、こちらの意図が上手く伝わりきらず、妙な空気で終わってしまった課題もあり上手く誘導するのは難しいと感じました。

ただ、鈴鹿の先生には「来年も是非お願いします」と言っていただけたので、機会を頂けたら今年よりさらに上手くやりたいと思います。