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薬剤師のつぶやき

2015年12月14日

「かかりつけ薬局」と「患者のための薬局ビジョン」

こんばんは。みつばち薬局おばさん1号です。

2016年診療報酬改定に向けて、

12月9日、厚生労働省から中央社会保険医療協議会に基本方針が報告されました。

4つの基本方針のうち、地域包括ケアシステムの推進と医療機能の分化と強化、連携のなかで

「かかりつけ医」に呼応する形で「かかりつけ薬局」が盛り込まれています。

「どくたーG 」ならぬ「ふぁーましすとG」みたいな感じでしょうか。

それに先だって「患者のための薬局ビジョン」が10月に発表され、その中でも触れられていました。

更に、「かかりつけ薬局」の上の基準、「健康サポート薬局」については

現在、パブリックコメント募集中

 

日医工さんのMPI行政情報がとてもわかりやすく、社会貢献されているなと感じます。

 

これについて

私たち民医連の薬剤師は

改訂コアカリキュラム にある

「薬剤師の医療人としての基本的な資質」を体現すべく頑張ってきた中で

早くから実践していた「地域に根ざした薬局づくり」そのものだと思います。

一方でそれは

「24時間奉仕して当たり前」ともとれる基準が盛り込まれ

真面目にやろうとすればするほど

追い詰められそうな、燃え尽きてしまいそうな気がします。

地域の人たちが介護やら病気で困ったとき

適切に情報提供してくれる拠点になることは大事と分かっているからこそ

毎日、研修研鑽できるのであって。

頑張ればそれだけ、地域の人の信頼となって還ってきます。

 

ですが、やりがい求めて頑張っている人たちが

燃え尽きないようにサポートすることこそ、公の仕事ではないかと思うのですが

皆さんいかがでしょうか。

 

セルフメディケーションについても

OTCを選んでおすすめするよりは、食事指導や生活改善に重きを置きたいと考えたりします。

処方箋によらない薬をおすすめすることが

「かかりつけ医」と患者さんの信頼関係を深めることになるとは思えないのですが。

写真は、届くのが楽しみな本と

学生時代に巡り会いたかった生薬のマニア?本です。

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