いのちと健康を守る「架け橋」に いのちと健康を守る「架け橋」に

薬剤師のつぶやき

2016年4月22日

在宅中心静脈栄養法(HPN)

こんにちわ。

保険薬剤師4年目になった★るなきち★です。

 

 

在宅への配薬にも行くようになって、早2年。病院薬剤師の経験 1○年してて 経験したことのないことが日々起こります。

 

 

お題にありました在宅中心静脈栄養法(HPN)。

ご存知のように、食物を口から食べることができない場合に、中心静脈という心臓近くの太い血管の中に留置したカテーテルから輸液を点滴し生命維持や成長に必要なエネルギーや各種栄養素を補給する方法を中心静脈栄養法(TPN:Total Parenteral Nutrition)といい、この中心静脈栄養法(TPN)を家庭で行うことを在宅中心静脈栄養法(HPN:Home Parenteral Nutrition)と呼びます。

 

 

コスモス薬局でも この高カロリー輸液を使用されている患者さまがいらっしゃるのですが、質問がありました。

 

 

“この空になったもの(点滴バックや外袋)は、どうすればいいの?”

 

 

“え?”

 

あ、いままで 病院では 医療廃棄物として破棄をしていました。

在宅では、どーするの?

あれれ?

 

針や鋭利なものを捨てるのは、ダメってわかってます。血液暴露事故があってはいけないので、病院内でも 厳重な廃棄方法をとります。

なので、針は 医療機関に引き取ってもらい廃棄してもらうが、正解です。

 

さて、この点滴バック……どーする?

 

“早急に調べして お返事します”

 

 

………

 

各自治体によって異なるみたいですが、京都市では

 

点滴バックは 残った薬液を捨てて、燃やすごみ(“黄色のごみ袋”)として 廃棄してもよい とのこと。

 

針や鋭利なものは 医療機関に引き取ってもらう

 

が、正解だそうです。

 

 

点滴バックの廃棄方法まで きちんと指導できなきゃ だめだなぁーと 思い知った瞬間でした。

 

 

         コスモス薬局  ★るなきち★