在宅での看取り
先月、ある在宅患者さんを訪問した際に身の回りのお世話をする為に他府県から来られている姪御さんとお会いしました。
末梢の循環が悪く指先に壊死がみられ好きな絵を描く事が困難になっていました。
病気の進行で発語や動きが困難になってきましたが、デイサービスやヘルパーさんの利用で一人暮らしを続け、
ある日亡くなっていたらそれはそれで良いと普段聞けない思いを聞かせてもらいました。
その日、看護学生さんと薬剤師の在宅患者配薬同行を行っていましたが、これまでも薬学生や研修医など様々な同行者を快く受け入れてもらいました。
姪御さんに今年中に障子を新しくして欲しいと話されていたのですが、この日が薬局として最後の訪問となり数週間後に病院で亡くなられました。
在宅訪問の開始は、ご主人の認知症による薬の管理の困難さからでしたが日めくりお薬カレンダーの導入などその時その時に応じた服薬管理を行っていました。
時に一人で生活する事が難しいと感じる身体機能が低下した方や癌末期の方など、病院の方が安心では?と思う事もありますが可能な限り在宅で生活したいという思いを薬局薬剤師もお手伝い出来たらと思います。
※京都コムファでは、在宅患者さんの訪問薬剤管理指導の見学も受け入れていますので、興味を持たれた方はご連絡ください
おまけ;最近の我が家の癒しです。蓮とメダカ同居中
花ぐるま薬局 花子