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シグマリレー

学術活動

2012年6月18日

気になる患者さん なごみ薬局その2

なごみ薬局ののぶさんです。

先月の「薬が飲めていないのでは?」のSKさんの話の続きです。

初回訪問後1週間たって次の薬をセットしておいて

再び訪問。

きれいに1週間分なくなっていました。

やっぱり張り出したら飲めるんや。と思いました。

が、その次の週。SFさんの所へ行ってみると、

先週の最後にはきれいになくなっていたはずの張り出した薬が

今週はなんとばらばらの状態でなくなっているのです。

それも朝服用分が良くなくなっていたようなので、

SKさんの癖として横に取っていくのでは

ならば、

横にとって行くカレンダーを別に作成し

それで飲んでもらおうとトライしました。

次の週、中間で訪問した所、

カレンダーを変えたにもかかわらず

またばらばらに服用していました。

泌尿器科分の預かり薬も底をついてきていたので、主治医の所長に相談。

再度カンファレンスを持つことになりました。

問題点は

1 大事な薬が飲みすぎたり、飲めなかったりする

2 カレンダーを工夫しても飲めないのは視力がほとんどないのでは? もっと他の工夫が必要なのでは?

3 泌尿器科の受診は到底無理

泌尿器科の薬は、泌尿器科に照会したうえで

仁和診療所から処方する。

ありがたい事に診療所にはほとんど毎日物療を受けに来ているので、

大事な薬だけ毎日診療所で飲むことにしてもらう。

土曜日と祝日の前日は飲んでもらって、日曜の分を渡して帰ってもらう。

しかし家で薬を飲む習慣があるので、その習慣は残しておいてあげたいので、

出来るだけ均等になるように処方を工夫してもらって、

ビタミン剤や胃薬をカレンダーに張り渡しする。

この2本立てで服薬支援することに。

現在もこの状態で続いています。

SKさんがいつまでも元気で仁和診療所に通えますように。