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シグマリレー

薬剤師のつぶやき

2012年5月23日

Rose Festa in my Balcony

こんにちは☆あゆみ薬局、西原です。

いよいよ前出のバラたちが開花の時期を迎えました。

3月半ばから葉が成長してきますが、花が咲くまでにはたくさんの苦難が待っています。

 

まず、ベランダは風通しがあまりよくないので『ウドンコ病』が悩みの種です。

油断すると葉っぱから蕾まで白い粉が吹きます。

これはウドンコカビ科の菌によるもので、

テトラコナゾール

シフルフェナミド

テトラクロロイソフタロニトリル

等の殺菌剤を耐性がつかないように

交互に散布して退治します。

 

お次にやってくるのが『ハダニ』。

葉や茎から栄養分を吸っていくのです。

ハダニ退治はミルベメクチン、ビフェナゼートなどを散布しています。

と、バラもいろいろなお薬にお世話になっています。

 

そして『虫』!

先日、葉っぱから体を伸ばして蕾を食べている「尺取虫」を見つけました。

枝になったつもりやな、そんなんでオバチャンの目はごまかせへんで!

 

これは薬ではなく箸でつまんで遠くに追いやりました。

 

そんな苦難を乗り越えて我が家のベランダはただ今RoseFesta開催中です。

 

ベランダにバラの小路です♪

西原 小路.jpg

 

ところで、バラにはひとつひとつ名前があるんですよ♪

これは『ポルトフィーノ』イタリア人みたいな名前。

一本の枝に34個の蕾をつけました。

ふわふわしてこれ一本でウエディングブーケのようです。

 

西原 ポルトフィーノ.jpg

 

 

 

そしてこれは私のお気に入り『ジェントル・ハーマイオニー』

そう、あの映画のヒロインと同じ名前です。

 

でも本当はシェイクスピアの「冬物語」に登場する女性の名前からとっているそうです。

薄いピンクに薄い花弁。浅めのカップ咲きで枝はシュラブ形に成長します。

甘い香りがします。可愛い?!

西原ハーマイオニー.jpg

 

普通のお花屋さんのバラたちは『ピンク』『赤』・・なんて名札を付けていたりします。

でもきっと本当の名前があるのです。

店先で少し物悲しい気分になってしまう私です。

 

今、植物園や遊園地では本物のRoseFestaが開かれています。

機会があれば、花だけじゃなくちょっとずつ違う香りを楽しんで、

気に入ったものが見つかれば名札を確認してきてくださいね。