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健康・お役立ち情報

2019年6月6日

家庭で防ぐ!!食中毒

これから夏にかけて気になってくるのは食中毒です。
食中毒の主な原因である細菌は、気候が暖かく、湿気が多くなる梅雨から夏にかけて増殖が活発になります。
とりわけ、食肉に付着しやすい「腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)」や「カンピロバター」、食肉のほか卵にも付着する「サルモネラ」による食中毒の発生件数が目立ちます。

 

今回は家庭でも簡単にできる予防方法をご紹介します。

 

家庭で防ぐ6つのポイント

①買い物
・持ち歩く時間を減らすため、肉や魚、野菜などの生鮮食品を買う順番は最後にする
・消費期限は必ず確認し、肉汁や魚などの水分がもれないようポリ袋にいれ、氷や保冷剤等をあてる

②家庭での保存
・温度管理が必要なものは帰宅後すみやかに冷蔵庫・冷凍庫で保存
・肉や魚は他の食品に肉汁などがかからないようビニール袋や容器に入れる
・肉、魚、卵などを取り扱うときは、取り扱いの前後に必ず手指を洗う
・冷蔵庫は10度以下、冷凍庫はマイナス15度以下に保ち、詰め込み過ぎない

③下準備
・ラップしてある野菜やカット野菜はよく洗う
・肉、魚、卵を触ったら手を洗う
・冷凍食品は自然解凍を避け、使う分だけを冷蔵庫や電子レンジで解凍
・使用後のふきん・タオル・調理器具は熱湯をかけ、しっかり乾燥

④調理
・調理の前に手を洗い、肉や魚は中心部を75度以上で1分間以上加熱

⑤食事
・食事前には手を洗い、清潔な食器を使う
・作った料理は室温に放置せず、すぐに食べるか、冷蔵庫に保存する
(※O-157は室温でも15分から20分で2倍に増殖)

⑥残った食品
・清潔な容器に保存し、温め直すときも加熱は十分に。
・時間が経ちすぎたもの、少しでもあやしいものは捨てる

 

どれも食中毒を予防するのにすごく重要な事です。気を付けていれば簡単に出来る事ばかりですね。
ほんの少しの注意で、食中毒を起こさずに夏を快適に過ごしましょう。

(この記事は2018年5月発行の『上京健康友の会 友の会だより』第355号に掲載されたものです)