署名の力

11月21日の京都新聞1面に、京都府立植物園などが集まる北山エリアを整備する計画が遅れているとの記事が載りました。本年度に始める予定だった建物の解体は着手のめどが立たず、2024年度に供用を開始する予定だった建物の完成時期も、現在はすべて「未定」となったそうです。植物園の再整備に専門家が懸念を強めていたり、アリーナ整備に住民や学生も不安を抱き、住民団体が計画に反対する住民ら約10万筆の署名を集めて昨年11月に府に提出しています。このような不安の声を受けて、住民の理解を得るための説明や手続きに時間をかけざるを得なくなったのが実情だそうです。

一人一人の住民の声が、署名などで大きな声になり、行政に対応を促しました。社会保障改善などを訴えるの署名はたくさんあります。署名しても変わらないだろうなと思うこともありますが、北山エリア整備計画のように行政を動かすこともあります。署名の力の大きさを感じました。

計画がなくなったわけではありませんが、関わる人たちの納得する計画になるよう丁寧に対応して欲しいと思います。

みつばち薬局上賀茂店　梅吉