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シグマリレー

薬局日記

2011年11月24日

デンマーク薬事行政懇談会に出席して

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11月16日(水)にデンマークから、

ベンダ・オーバー・ラルセンさん(女性)及び通訳として関西大学の学生さんが来られ

デンマークの医療保険制度について、英語で説明をしていただきました。

ゆっくりと聞き取りやすく話して頂き、難しいところは通訳の方に助けて頂けたので、講演の内容を理解することができました。

 

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最初に、

デンマークは世界有数の高税率の国であるが、

教育にはほとんどお金がかからず、医療費の負担も少ないので、

国民の生活満足度も高いと説明を受けました。

 

医療制度については

処方箋の薬品名には、対象疾患が必ず記載されている

調剤薬局の薬剤師はオンラインデーターにアクセスして、薬歴及び病歴が参照できる

老人に処方する際、注意が必要な薬品のリストが配布される

効果と副作用をもとに、国が、疾患に対して推奨する薬品リストを作成している

と、薬剤師として大変興味深いものでした。

 

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デンマーク国民の方が生活に満足されている理由のひとつは、

信頼して低額で医療を受けられる事だとわかり

実際にデンマークに行って、薬剤師の研修をさせて頂きたいと思いました。

コスモス薬局K.N

 

※講師のベンダ・ラルセンさんは、デンマークで薬剤行政公務員をされています。
 今回来日の際に、桃山学院大学社会学部の竹内 先生より
 「国民の健康管理のための医療システムについて、わかりやすく語れる方」とのご紹介を受け
 京都民医連の薬剤師を中心に、デンマークの薬行政についての懇談を、京都民医連事務局(西院・春日診療所)で開催しました。
 京都シグマプランからは、コスモス薬局と花ぐるま薬局から2名の薬剤師が参加しました。