デンマーク薬事行政懇談会に出席して
11月16日(水)にデンマークから、
ベンダ・オーバー・ラルセンさん(女性)及び通訳として関西大学の学生さんが来られ
デンマークの医療保険制度について、英語で説明をしていただきました。
ゆっくりと聞き取りやすく話して頂き、難しいところは通訳の方に助けて頂けたので、講演の内容を理解することができました。
最初に、
デンマークは世界有数の高税率の国であるが、
教育にはほとんどお金がかからず、医療費の負担も少ないので、
国民の生活満足度も高いと説明を受けました。
医療制度については
処方箋の薬品名には、対象疾患が必ず記載されている
調剤薬局の薬剤師はオンラインデーターにアクセスして、薬歴及び病歴が参照できる
老人に処方する際、注意が必要な薬品のリストが配布される
効果と副作用をもとに、国が、疾患に対して推奨する薬品リストを作成している
と、薬剤師として大変興味深いものでした。
デンマーク国民の方が生活に満足されている理由のひとつは、
信頼して低額で医療を受けられる事だとわかり
実際にデンマークに行って、薬剤師の研修をさせて頂きたいと思いました。
コスモス薬局K.N
※講師のベンダ・ラルセンさんは、デンマークで薬剤行政公務員をされています。
今回来日の際に、桃山学院大学社会学部の竹内 先生より
「国民の健康管理のための医療システムについて、わかりやすく語れる方」とのご紹介を受け
京都民医連の薬剤師を中心に、デンマークの薬行政についての懇談を、京都民医連事務局(西院・春日診療所)で開催しました。
京都シグマプランからは、コスモス薬局と花ぐるま薬局から2名の薬剤師が参加しました。