評価委員会の活動紹介
10月4,5日に札幌での全日本民医連学術交流集会に参加し
「プラザキサカプセルの追跡調査」を行った結果を発表してきました。
北海道のコンベンションセンターで行われ,入り口では北海道が誇る?
ゆるキャラの『まりもっこり』と『メロン熊』が迎えてくれました。
メロン熊は初めてしりましたが,周りの人を次々と食べていました。
恐ろしい・・・
良くわからないですが,ただ人気はあるようで午後からの仕事のため,お昼には帰って行ってしました。
多忙なようです。
今回はプラザキサの追跡調査を行った京都民医連評価委員会の活動について紹介します。
そのままですが、評価委委員会は主に新薬の評価を行う委員会ですが、
新薬だけでなく実際に使用する中で問題のありそうな医薬品の調査を行い学会発表も行っています。
コスモス薬局だけでなく京都民医連の3病院、4薬局の薬剤師の8人,年齢も若い人からベテランまで
様々です。月に1度集まり医薬品の評価を行っていますが、
一つの医薬品が評価できるまでに早くても3ヶ月ぐらいかかります。
はじめに審査報告書を読んで問題点を話し合うのですが、
この審査報告書は多いもので100ページぐらいあり、読むだけでも相当時間がかかります(かなり大変)。
ただインタビューホームでは載っていないデータがあり、意外と問題点は見つけやすい。
(PMDAのホームページで見ることができるよ。)
次に話し合った内容を基に評価表を作成します。
評価表の項目は臨床成績・製剤の安定性・薬物動態等だけでなく、
開発の経緯や海外での販売状況まで多岐にわたります。評価表は担当となった薬剤師が一人で
作りあげますが、その評価表をもとに再度話し合われ、
最終的に『有効性』・『安全性』・『画期性』・『総合評価』で評価を行います。
ここに来るまでに、経験豊かな先輩からさまざまな指摘を受け、
何度もメーカーと問い合わせが必要です。大変だけど勉強になります。
最近はディオバンの問題もあるようにメーカーの言う事を聞いているだけではダメで、
しっかりと医薬品の評価をしていく必要性をますます感じています。
コスモス薬局 サッカー小僧