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こすもす日和

こすもすだより

2019年4月26日

山登りの魅力

私が初めて日本アルプスに登ったのは、社会人になって間もない頃です。それまで登ったことのある山と言えば、天王山や愛宕山くらいで、登山ってしんどいなあというイメージしかありませんでした。長野出身の先輩に勧められて登った常念岳は、私の登山のイメージをガラッと変えてくれました。
その理由は、

①景色の変化を楽しめること。
初めは高い木々が生い茂る林の中を、小川を渡ったりしながらゆったり登ります。そのうち、だんだん木々が低くなっていき、ごつごつした岩が多くなります。そこをはあはあ言いながら登っていくと、その間から高山植物が顔を出すようになって…
と景色がどんどん変わります。

②すれ違う人達が、「こんにちは」「お先です」「ありがとう」と気持ちの良い挨拶をされること。
休憩している時には「どこから来たの?」「あと少しだから頑張って」等々声をかけて下さったり、山に来ている人はみんないい人なのでは?と思うほどです。

③山で食べる食事はおいしい!山小屋で出される食事はもちろんのこと、カップラーメンですら自分達で沸かしたお湯で作れば、もう何十倍もおいしく感じるのです。

④そしてやっぱり、頂上からの眺め!ご来光!!今までの疲れが吹き飛んで、それはもう最高の気分です。

⑤さらに下山してからも楽しみがあります。
足はガクガク、もう歩けない!というくらい疲れますが、そんな体を癒してくれるのが麓にある温泉?もう帰りたくない…。そんな衝撃的な常念岳登山を経験し、私は毎年夏になると山に行くようになりました。子供が産まれてからは、そんな時間も余裕もない日々を送っていますが、いつかまた、大きくなった子供達と一緒に山へ行けたらな…と思います。

O.A.

 

 

 

 

 

 

 

(この記事は2018年4月2日発行「こすもすだより」第57号として掲載されたものです)