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健康・お役立ち情報

2019年5月10日

高血圧と血圧測定

●高血圧と血圧測定について

血圧は、測定する時間や心身の状態などちょっとしたことで色々変化します。運動したり、寒かったりすると血圧が高くなったりもしますが、それは一時的なもので高血圧とはいいません。一般に、慢性的に血圧が高い(正常範囲を超えている)状態が続くことを高血圧といいます。
高血圧は自分で分かるような身体的病状が乏しいですが放置していると動脈硬化が進み、脳梗塞や脳出血などの脳血管疾患、心筋梗塞などの心疾患、慢性腎不全へと発展します。
病院にかかった時だけ血圧を測定されている方も多いかと思いますが、高血圧にいち早く気付き、脳梗塞などの合併症を予防するためには、自宅での血圧測定が重要になってきます。「病院で測る時だけ高い」ということや、逆に「病院で測る時だけ正常値」ということもあり得ます。毎日決まった時間、条件で測定することでより正確で詳細なデータになりますし、測定値を記録しておくことで健康管理の目安になります。また、医師に見せることで治療方針の決定やお薬の効果を評価する手助けとなります。
記録には「血圧記録ノート」を使用すると便利です。数値記入式やグラフ式、複写式などたくさん種類がありますので、自分に合ったタイプのものを選んでお使い下さい。花ぐるま薬局では6種類ご用意しています。

 

 

 

●血圧計の種類

血圧計には、病院でよく見るような据え置きタイプや、持ち運びに便利な小さなタイプなど様々あります。主に上腕式といって二つの腕で測定するタイプと、手首式があります。上腕式には、自分でカフを巻いて測るタイプと、固定された血圧計に腕を入れて測るアームインタイプがあります。血圧自体は大きくなる傾向にありますが、手首式よりは正確に測定できると言われています。手首式は、腕まくりすることなく測れて小型のものも多いので、外出先などでも簡単に測ることができます。
花ぐるま薬局でも上腕式、手首式ともに取り扱いしていますので、お気軽にご相談ください。

 

 

(この記事は、上京健康友の会「友の会だより」2019年3月第360号に掲載されたものです)