苦手克服=マラソン
2月に京都マラソンを走りました。今回はそのレポートです。
**写真は花ぐるま薬局のH薬剤師が沿道から応援しようと駆けつけ・・とりあえず写したものです。
小学校から野球をずっと続けていますが、走るのはとても苦手でした。
苦手克服のため、10年前に京都ハーフマラソンにエントリーしたのが最初です。
その後は毎年、ハーフに出場していましたが、病気を機に、
気力と自信がなくなり、走ることから遠ざかりました。
40歳を目前に一念発起して、初めてのフルマラソン出場を決めました。
目的は今回もコンプレックスの克服です。
当日は天気もよく、体調も万全でした。
走る直前にマラソンランナーの千葉真子さんがマイクで
「アップダウン(登り下り)を制する者が、京都マラソンを制する!」
とやたら甲高い大きな声で言っています。そんなアップダウンの練習なんかしてないのですが、
今さら悔やんでもはじまりません。序盤は景色のよい嵐山、嵯峨を通ります。
近所に住む家族が応援に来てくれましたが、娘はおんぶ紐の中で眠っていました。
父の雄姿を見せらなくてがっかりですが、まあ仕方ありません。
そこからは京都市内を縦横に行ったり来たりするコースで、
平坦な道はないと思えるほど、登り下りの繰り返しでした。
20キロ後半から徐々に足の痛みが酷くなってきます。
制限時間ギリギリのタイムで関門を通過するたびに、次の関門で止められるかな、と思いながら
少し歩いては少し走りを繰り返しました。
つらさが楽しみを大きく上回り始めた時に、
沿道から「そのペースなら制限時間内で完走できる。頑張れ!」、「足の痛いのは気のせいだ~♪」
大きな声援が背中を強く押してくれました。
ゴール直前では、回収車(これに追いつかれるとリタイヤ)がすぐ後ろ100m位に迫ってくる中、
最後尾から数人くらいでゴールしました。
完走メダルをスタッフから首にかけてもらい、自分では「ありがとう」と答えているつもりが、
疲労のため声がかすれて出ない状態でした。
京都マラソンに出場して良かったことは、目標を持って練習できたこと。
多くの人から応援をもらったこと。後半の給食の生八ツ橋がおいしかった(3個も食べてしまった)ことかな。
姫、完走メダルを味わうの図
次の日はガタガタで仕事中も変な動きをしていましたが、
両足のシップも10枚→5枚→3枚と日ごと減っていきました。
痛みがとれると体には特に変調もなく、いつもの生活に戻りました。
その時点で目的を達成できた気がしました。
なごみ薬局 北林