いのちと健康を守る「架け橋」に いのちと健康を守る「架け橋」に

薬剤師のつぶやき

2016年5月20日

熊本地震

2016.4.14 午後9:26 

2016.4.16 午前1:25

震度7の揺れに見舞われた熊本地震から1ヶ月。

被災されたみなさん、お亡くなりになられたみなさんに、心からのお見舞いとお悔やみを申し上げます。

 

私の娘もこの地震で被災し、今は実家のある京都に帰っています。

娘が少し話してくれたこと。

トリアージされていく命がつらかった。

コップ1杯の水さえ持って来ず、取材合戦を繰り広げるマスコミ達への嫌悪感。

救援物資を運んでくれた自衛隊員への感謝の気持ち。

 

大学が休講の今、学生たちは全国各地の実家に帰っています。

「もう一度阿蘇に帰ろう。阿蘇で学ぼう。」

「亡くなった友達の分まで生きよう。」

「被災した大家さん達と一緒に下宿を再建しよう。」

の思いを胸に足を踏み出しています。

 

「私たちは、熊本地震で被災しました。」

「阿蘇の復興のための、大学再開のための募金にご協力お願いします。」

駅前で、街頭で、イベントで訴えています。

 

「ほんまに被災したんか?お金目当てやろ?」そんな声を浴びせる人もいました。

なら、身分を証明してやればいい。

今、学生たちは学生証を胸に訴えています。

 

もし、どこかでそんな学生たちの姿を見かけたら、立ち止まってもらえませんか?

もし、募金するお金がなかったら、「大変だったね。つらかったね。」と声をかけてもらえませんか?

 

「頑張って」は酷だから、別の言葉で応援してもらえませんか?

 

ひだまりの柚子の木

 

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