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事務局日誌

2019年8月27日

「薬害根絶デー」東京行動に行ってきました

本部のKです。

  1999年8月24日に厚生省は薬害エイズ事件を反省し、薬害再発防止を決意する「誓いの碑」を省庁正面に建立しました。翌年からこの日を「薬害根絶デー」として、薬害被害者の団体「全国薬害被害者団体連絡協議会」が国と交渉を行っています。この行動に合わせて、宣伝や集会などが、全国各地で行われています。コムファでも「薬害根絶デー」の厚生労働省前でのリレートーク宣伝、大臣への要請行動、被害者の皆さんと支援者による集会などに代表を派遣しています。各薬局では、薬害についての学習会や駅前での宣伝行動に取り組んでいます。今年で20回目を迎えましたが、いまだに薬害根絶には至らず、さらに多くの薬害が発生しているのが現状です。

 

  戦後から70年の間に数々の「薬害」が発生し、多くの方が被害にあわれています。主なものをあげると、サリドマイド、スモン、薬害エイズ、ソリブジン、薬害ヤコブ病、薬害C型肝炎、イレッサ、タミフル、HPVワクチンなど、次々と発生し、治療薬だけでなく血液製剤や医療材料、抗がん剤、ワクチンなどによる薬害もあり、多様なものとなっています。

 

  薬害は、製薬会社や厚生労働省だけでなく、私たち医療従事者も薬害を引き起こす加害者であり、京都コムファでは、被害者支援、治療法の確立、副反応の原因究明を求めて学習と運動に取り組んでいます。HPVワクチン大阪訴訟の支援も行っております。皆さんもHPVワクチンの被害について、考えてみませんか。