いのちと健康を守る「架け橋」に いのちと健康を守る「架け橋」に

健康・お役立ち情報

2018年7月22日

お薬の話・「用法・用量」って何?

②薬の正しい使い方

~用法・用量を正しく守り使いましょう~
用法の指示には次のようなものがあります
「食前」:食事の30分~1時間前
「食後」:食後30分以内
     胃の中に食べ物が入っている
「食間」:食事と食事の間(食後2時間後が目安)
     食事中に服用することではありません
「就寝前」:就寝30分くらい前
「頓服」「頓用」:発作時や症状のひどいとき

 

~用法・用量を正しく守り使いましょう~
*定められた量より多くのんだからといって、よく効くものではありません。多くのみ過ぎると、副作用や中毒が現れることがあります。
*自覚症状が無くなったからといって、勝手に服用をやめると、病気が再発することや完治しないことがあります。
⇒薬を増やしたい時、薬をやめたい時など自己判断せずに、医師・薬剤師に相談しましょう。

 

~用法・用量を正しく守り使いましょう~
*健康食品やエナジードリンクも、医薬品同様にとり過ぎは危険です。
*市販薬もあなどれません。

例)エナジードリンクの飲みすぎでカフェイン中毒死
例)市販薬の咳止めを過量摂取:金パブ中毒
  塩酸メチルエフェドリン(覚醒系)⇒精神依存
  リン酸ジヒドロコデイン(アヘン系)⇒身体依存症
  ⇒医師・薬剤師に相談しましょう。

 

~薬をのみ忘れたら・・・~
*思い出したらすぐにのむ、但し、次の服用時間が迫っている場合は、忘れた分はのまずに、次の服用時間からいつものようにのみます。

*次の服用までの間隔の目安
1日3回の薬・・・4時間
1日2回の薬・・・6時間
1日1回の薬・・・8時間 (糖尿病治療薬は例外)

 

~よく効いたからといっても 薬を他の人にあげてはダメです~
処方薬は、あなただけの薬です。
症状、合併症、体質、年齢などを考えて処方されているので、症状が似ているからといって、絶対に他の人にあげないでください。

 

~高齢者が薬を使うときは 特に注意が必要です~
*疾病が増えて、薬の種類も多い
⇒薬の相互作用
*若い頃より、内臓の働きが弱くなっている
⇒薬が効きすぎたり、思わぬ副作用が現れることがある