いのちと健康を守る「架け橋」に いのちと健康を守る「架け橋」に

ご利用のみなさまへ

2021年8月6日

広島原爆の日

 

 76年前、8時15分広島市に原爆が投下されました。そして来週月曜の9日には長崎に投下されました。聞いたこともない大音響にさらされ、見たこともない地獄絵図を目の当たりにし、その年のうちに併せて21万人もの人たちが亡くなりました。かぞえきれない数の人が、一瞬のうちに普通の日常を奪われたことに心を馳せたいと思います。ある人は一瞬のうちに、ある人は苦しみの果てに、この世から引きはがされていきました。
 この残虐な兵器をぜったいに許すわけにはいきません。

 

 こんにちもなお、世界に核兵器は1万数千発、人類を何度も絶滅されるほど存在しています。紛争であれ、ミスや事故であれ、一部でも使われることがあれば、その被害ははかりしれないものになります。しかもその被害者のほとんどは一般の市民です。
 今年は、核兵器禁止条約が発効しました。化学兵器や対人地雷、クラスター爆弾と同じく地球規模で核兵器が違法になったのです。「核の傘」という考え方による核兵器の保持や利用も違法です。
 

 わたしたちは医療人としても被爆国の市民としても、原爆の存在をゆるすわけには行きません。わたしたちは民医連に加盟し、「人類の生命と健康を破壊するいっさいの戦争政策に反対し、核兵器をなくし、平和と環境を守ります」と書かれた綱領に団結して、核兵器をなくす運動をつづけています。今日は京都コムファのすべての薬局で、核兵器をなくす「平和の波」・ピース・ウェーブに取り組んでいます。
 


(コスモス薬局前で宣伝しています)
 

 私たちは人類を破滅に導く核兵器・核の傘にしがみつくことの愚かさを指摘し、核兵器の日本への持ち込みや使用までも公然化する憲法の改悪に反対します。「オリンピックの後には改憲に挑戦」など、とんでもありません。
 一日も早く日本と世界の国々が核兵器条約を批准して、一刻も早く核兵器を廃絶することを要求します。
 

 私たちが生まれたころには不可能と思う人も少なくなかった核兵器のない地球は、核兵器禁止条約の発効によって実現可能になっています。核兵器のない地球を次の世代に渡しましょう。
 

インターネットでも署名ができます

唯一の戦争被爆国 日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准してください! 発信者:原水爆禁止日本協議会(日本原水協) 宛先:内閣総理大臣
 

 

関連記事