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2023年11月25日

パレスチナ・ガザ地区での武力行為の即時停止を求めます

一般社団法人京都コムファ定例理事会は11月24日、以下の決議を行いました。

パレスチナ・ガザ地区での武力行為の即時停止を求め、人質略取、医療機関・学校等への攻撃をはじめとする人道法違反行為に抗議し、医療・人道支援を呼びかける決議

2023年11月24日
一般社団法人 京都コムファ

 2023年10月7日、パレスチナのガザ地区からの攻撃で始まったハマスとイスラエルとの戦闘は不均衡に激化し、今やイスラエルによるパレスチナ住民のジェノサイドの様相を見せています。学校や医療機関に対する壊滅的な武力攻撃、食糧・燃料の遮断、非武装の避難民への攻撃は世界中の人々に大きな衝撃を与え続けています。イスラエルは「自衛」の名のもとに攻撃を続け1万人以上の人々が殺され、その4割は子どもであると報道されています。

 100人以上の職員を現地で犠牲にしている国連も、ガザ地区は「死の地帯」となっており国際人道法に違反した攻撃で「ジェノサイド」がなされていると非難を強めています。

 私たちは無防備の非戦闘員、病院・学校・避難所等に対するイスラエルの国際人道法に反した武力攻撃や物資供給の遮断に、満身の怒りを込めて強く抗議します。

 同時に、パレスチナの武装組織ハマスはイスラエルから多くの人質を略取し、人質を盾に軍事行動を続けています。こうした卑劣な行動が今回の戦争の契機の一つとなっており、パレスチナ問題の解決ではなく惨状をもたらしていることは明らかです。私たちはこれら人質の即時無条件の解放を求めます。
 

 

 ガザ地区で医療支援活動に携わり、イスラエルとイスラム組織ハマスとの軍事衝突が始まったため帰国した日本赤十字社の看護師 川瀬佐知子さんは17日、都内で記者会見し「一人一人がこの歴史的な悲劇の傍観者であってはならない」と訴えました。

 私たち京都コムファも健康といのちに奉仕する医療従事者として、また「一切の戦争政策に反対する」民医連綱領を実践する組織として、ガザ地区におけるあらゆる武力行為の即時停止を求めます。

 また日本政府に対し、あらゆる外交チャンネルを通じて全面的な即時の停戦を働きかけるよう強く求めます。とりわけ、核兵器の使用を「選択肢」と口にしながら国際人道法に反する攻撃を続けるイスラエルに対しては強く抗議すべきです。

 

 

 現在きわめて不均衡な武力の相互応酬のもと、パレスチナ・ガザ地区は深刻な人道危機にあり、看過できません。
わたしたち京都コムファは「歴史的な悲劇」を一日も早く終わらせるため、即時停戦を呼びかけ、パレスチナ・ガザ地区での人道危機救援活動を支援します。

以上

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