京都コムファ学術講演会を開催しました。
テーマ:「医学医療の進歩を社会に届けるために」
~薬剤師として医薬品の適正使用を推進する~
講師: 山内由紀枝氏(独立行政法人国立病院機構岡山医療センター薬剤師)
大阪大学薬学部卒業
2011年4月京都大学大学院入学
日本病院薬剤師会・感染制御認定薬剤師(BCPIC)
日本化学療法学会・抗菌化学療法認定薬剤師(IDCP(岡山医療センター)
講師の山内さんは、大学院で研究をする傍ら、コスモス薬局にも保険薬剤師として勤務されておられました。
この春大学院を卒業され、職場に岡山医療センターに帰任されるのを機に、研究分野の紹介を頂く場として表記のテーマで企画をしました。
参加者は37名。
患者の立場から,社会(医療費抑制)の立場からの適正使用を推進していくためにどうしたらいいのか?
医薬品の適正使用がなぜ進まないのか?
薬剤疫学の分野から、問題や原因を追究するためのデータをあつめたり解析分析されているお話をうかがいました。
「患者さんのQOLが向上しているかどうかが大切。」との指摘は、私たちの薬剤師がだからこそできる、意識して取り組むべき業務との思いを強くしました。
共同研究されている中で、薬剤師の服薬指導が経口抗がん剤の適正使用につながったという報告があり、
いま薬剤師の果たす役割をアピールできる取り組みとして紹介されました。