今年も会社全体の会議がありました。今回も昨年と同様分散会形式をとり、交流をはかりました。6つの班に分かれて討議をしました。土曜日の午後3時から6時半まで事業・経営報告に始まり、今年度の事業方針の報告を受け、今後の事業展開の方向性を共有しました。
分散会では活発な意見と質問がでて、お互いに参考になりよく理解できました。
在宅報告では退院時の問題点をなごみ薬局が詳しく述べられていて、いい対応をされていると感じました。退院したその日に薬剤師が訪問し、薬をセット出来ていることに驚きました。
今回はゼローダの学習会です。ゼローダは様々ながんに使用される薬で、用法用量にも何パターンもありますが、メーカーから詳しくいろいろな情報を得ることができました。
中でも興味深かったのは、副作用で手足症候群と言って、手や足の赤みや腫れが起こることがありますが、その好発部位や対処法について学んだことです。
手足症候群を防ぐには、普段から清潔にすることと、ハンドクリーム等でスキンケアすることが大切だということでした。実際にハンドクリームを使用して、塗り方の実践もありました。患者さんへの説明に生かしていきたいと思いました。
平和・戦争については日本陸軍「731部隊」について学びました。また東日本大震災において薬局を含めた医療機関の被災状況や震災後の薬剤師としての活動、さらに熊本地震での支援について民医連としてどのようなことをしてきたのかを学び、グループで意見交流をしました。「先輩薬剤師からのメッセージ」は僕自身に当てはまることが多く大変参考になりました。同期との交流も深められました。あっという間に終わった東京での研修でしたが、多くのことを考えさせられ、また学ぶことができました。
エリキュースとは血液を固まりにくくする薬で、血栓ができるのを防ぐ働きがあります。
これまでは「心房細動患者における脳卒中や全身性塞栓症の発症抑制」にしか使用できませんでしたが、新しく「静脈血栓症の治療及び再発抑制」の効能・効果が追加されたということで、薬局で学習会がありました。
血液抗凝固作用のある薬は、これまでは古くからあるワーファリンやバイアスピリン等しかありませんでしたが、ここ数年で新しい作用の薬が次々と発売されました。コスモス薬局でも新しくたくさんの種類を扱うようになったので、それぞれの特徴や使い分けを知ることはとても重要だと感じました。
第一部はニュープロパッチについての学習会でした。
ニュープロパッチは抗パーキンソン病の貼り薬で、お薬の成分が皮膚から吸収され、脳へ届いて効果を発揮します。今回は練習用のパッチ(薬の成分入っていないもの)を貼って、使用感の体験ができました。試しに腕に貼ってみましたが、動いたときに剥がれてしまうのではないかと心配でした。
薬剤師は患者さんに使い方を説明していても、実際に薬を使ってはいません。今回のような体験で、実際に使用する患者さんの気持ちに近づけるのではないかと思いました。しっかり貼る方法や、痒みなどの対策方法について学びましたので、患者さんへ説明するときに役立てられそうです。
第二部はサムスカについてでした。
サムスカは心不全の薬ですが、使用している方が少ないため、毎日目にする薬ではありません。
改めて勉強する良い機会となりました。
業務後の勉強会は帰りが遅くなるので大変ですが、いつも刺激になる内容です。これからも頑張りたいと思います。