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学習会・研修会など

7/27 ティーエスワンの学習会がありました

ティーエスワンは腎障害のある方だと腎から薬の成分がでていきにくくなるため、薬の血中濃度が上昇し副作用が強くでることがあります。

悪心嘔吐、口内炎、下痢、味覚障害、色素沈着、流涙などの副作用について対応の仕方を学びました。

例えば、流涙の時は涙と同じ成分の目薬で洗い流す、色素沈着の増悪を防ぐため、日焼け止めクリームを使用して、日光に当たり過ぎないようにするなどです。

また、絶対に一緒に飲んだり、使ってはいけない薬(注射、坐剤)があるので、患者さんがそれらの薬を持っていないか確認する事の重要性を改めて、認識しました。患者さんが、絶対に一緒に服用、使用しないよう指導していきます。

 

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6/17 会社全体の総括会議がありました。

今年も会社全体の会議がありました。

土曜日の午後3時から6時半まで事業・経営報告に始まり、今年度の事業方針の報告を受け、今後の事業展開の方向性を共有しました。

その後、今年は例年と異なり、憲法学習会がありました。

 

京都コムファは、規模が違ういろいろな薬局があります。薬局報告では、各薬局より個性あふれる発表があり、とても勉強になりました。とくに終末医療を担う在宅訪問については大変興味深かったです。コスモス薬局からは、特養への配薬について発表を行いました。

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憲法学習会では、あまり憲法とはと考える機会もないなかで、基本から弁護士の先生が説明して下さり、あらためて、日本国憲法の良さを感じました。

 

総括会議の後は、お楽しみの懇親会がありました。

新入職員の紹介があり、コスモス薬局はFさんを先輩薬剤師のMさんが紹介しました。すでに他府県の民医連の薬局で実務経験をつんできているので期待の新人です。

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会社の職員向けに褥瘡についての学習会がありました

3月4日に褥瘡についての学習会がありました。

内容は講義50分と、褥瘡モデルを用いた実技とで約2時間でした。

講義では褥瘡の定義やその原因、褥瘡のたどる過程などの基礎的な部分と、実際の褥瘡治療に使用される薬の種類や使い分けについて、分かりやすく説明していただきました。

「褥瘡の薬」と言っても、褥瘡の状態(乾燥や湿潤・膿のあるなし・進行度など)により使用する薬も異なります。また、塗り薬の主薬(薬効成分)だけでなく、基材の性質も重要になるという事を学びました。

実技では、褥瘡のモデルを用いて実際にどのように薬を処置するかを実践しました。これが実際してみると大変・・・。参加者みんなでわきあいあいと、和やかに行いました。

特別養護老人ホームの診察に同行する際でも、褥瘡の患者さんがおられるので、少しでも役に立つことが出来ればと思います。薬局に在庫している褥瘡の薬の種類をリストにして、特別養護老人ホームの看護師さんにお渡ししました。

また、同じ薬剤師が褥瘡回診で活躍しておられる姿を知る事ができ、良い刺激にもなりました。

 

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2月23日に京都民医連の学術運動交流会が開催されました。

2月23日に京都民医連の学術運動交流会が開催されました。

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記念講演では「Nudgeナッジ」という言葉を知りました。お母さんゾウが子ゾウを後ろからそっとあと押しするイメージです。

例えば、階段がピアノの鍵盤に見立ててペインティングされ、歩くと音が鳴るような装置をつける事で、人々はエスカレーターを使わずに自然とピアノ階段を利用したくなります。思わず「音を奏でてみたい!」という気持ちが、階段の利用(健康改善)を促します。「楽しさが人を動かす」仕組みを利用しています。

薬剤師としても、服薬指導でナッジを取り入れていこうと思いました。

 

続いての分科会では、大阪釜ヶ崎のホームレスの人たちを支援するNPO法人「ホームドア」を立ち上げた女性から話を聞きました。彼女はまだ20代で、行動を起こしたのは、中学生の時。炊き出しに参加したことから、新聞をつくったり、全校生徒の前で発表したりして問題を取り上げてきました。この活動力の源は「知ったからこそ、できる何かがある」というもの。「誰もが何度でもやり直せる社会にしたい」と、語りかけてくれました。

 

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コスモス薬局はポスター発表を行いました。昨年4月から特別養護老人ホームへ、医師の診察に同行して薬を届けています。そこから得られた学びを共有したいと思い、発表しました。

①診察同行によるメリット

    疑義照会が減り、疑義照会がスムーズになった

②多職種連携の効果

簡易懸濁法(錠剤を温湯に溶いて服用する方法)の学習会を開催。看護師、介護職員との連携が進んだ

③ポリファーマシー(その人にとって最適な薬の処方)への取り組み

    医師と直接話し合えることで、薬剤師の視点から薬の提案が行えた

 

民医連は、異なる職場でたくさんの職種が連携して、毎日多くの患者さんと向き合っています。同じ病気でも患者さんの訴えはいろいろあります。一人一人の声に耳を傾け、その人にとってよりベストな服薬指導を心がけていきたい、とたくさんのポスター発表をみて思いました。

11月17日にタケキャブ錠の勉強会がありました

タケキャブ錠は胃酸の分泌を抑える薬で、PPI(プロトンポンプ阻害剤)という薬のカテゴリーに属していますが、その中でも新しい作用機序からP-CAB(カリウムイオン競合型アシッドブロッカー)と呼ばれています。

従来のPPIと比べて、酸性下でも安定している事や、効果が速やかで、夜間の効き目も良く、24時間にわたって胃酸を抑える作用がみられる等が、特徴として挙げられます。

また、副作用である肝障害も少ない上に、逆流性食道炎では、他のPPIでは8週間の服用が必要ですが、タケキャブ錠は4週間の服用で良いというのも大きな特徴です。

 

タケキャブ錠について以外に、データ解析についての話も聞くことができました。医療機関のレセプト(診療報酬請求)内容等のデータ解析により、「禁忌薬」を処方されている患者がいれば、メーカーからも医療機関に使用しないように働きかけているという事を知りました。

例えば、海外では喘息患者に禁忌の目薬に対して、喘息のある人が使用して喘息をおこし、死亡した例もある事を聞きました。

 薬剤師として、身の引き締まるような話でした。

 

 

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